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【書評】危機感がなさすぎる日本人への喝!---大前研一著「マネー力」書評



説明する言葉が、かなり断定的で、「ここまで言う必要があるのか?」という過激さはあるが、これは著者が真剣に日本の事を憂いているからであろう。

日本人は、日本円をどうしても特別視してしまい、世界各国の通貨との関係を相対化できないことなども、その勢いで容赦なく指摘してくる。

私は、欧州のチェコという国で、5年程仕事の関係で滞在した経験がある。

2001年に行った当時は、ようやくフランやリラの銀行送金がユーロで行うように変わりほっとしていた時期だった。

また、日本人出向者の給料も、現地通貨チェコクラウンとユーロのミックスで出ていた。滞在中は一度も日本円に換算することはしなかったが、換算しなくとも、日本円とチェコクラウン・ユーロの通貨の関係は身近なこととして常にチェックしていた。

私が滞在している期間にかなりユーロ高が進んだ関係で、ユーロベースの財産の積み上がり以上に、日本円換算の評価額はあがることになった。

そして、なぜユーロが強いのか、EU経済が強いのか、世界唯一の機軸通貨ドルが弱くなったのか、唯一規律のある通貨としてのユーロの評価が高まったのか、もしくは、原油価格とドルの関係からユーロ高になったのか。。。

もちろん、正しい判断などできないし、誰も正しい答えなどできる問題でもない。それでも、日本に滞在している時は、露ほども考えなかった為替レートの変動について、少なくとも常識的な感覚、すなわち、日本円中心でものの価値を考えてしまうと危ない、という感覚は養うことができた。

これ以外にも、興味深い考察がいくつかコメントされている。

例えば、オバマ大統領は、環境戦争を始める、つまり、環境に悪いことをする国家・企業・行動を敵対しし、環境産業によって新しいお金の流れを作ろうとしていること、国際的に通じるマネー力をつけるための講座を行っていること、現在に日本人の平均年齢が49歳であり、2025年に日本の人口ピラミッドのピーク年齢85歳になること、などである。

過激、断定的なものの言い方が癪にさわる方もいるかもしれない。
それでも、私は、少ない海外での実体験から、著者の意見に賛成できるところも実は多々ある。

日本をよい国にしていく方法はある、と、自信を持って行動すること、そのために、国際的に世の中を見る目を大切に育てていく必要があること、これが大切なのだと思う。

まだまだ、やりようによっては日本はいける、と信じている。

株式会社プロFPJapan所属・FP富田ラッキー
書評の鉄人

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