【 夢実現研究所 】 by Financial Planner

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【書評】お金持ちのふり、しよう!---「雨の日の傘の借り方」


お金持ちの”ふり”しよう。

ヨーロッパ500年の資産哲学——確かに、ヨーロッパはモザイクのように国がひしめき、戦争や体制変更の連続の歴史でした。

また、富の集中の伝統もあり、古くから「富裕層」が存在しました。こうした中で、「いかに資産を増やすか」より「いかに資産を守るか」ということが必死に研究されてきたことは容易に理解できます。

著者は本書の中で、「なぜ資産を守る必要があるか」から丁寧に説いてくれます。「資産を守ること=命を守ること」という発想を教えてくれるのです。そのためのポイントは「国の運命と自分の運命を切り離すことだ」と言います。

島国・単一民族国家の日本人にとっては、これまであまり考えてこなかった
ことかもしれませんが、振り返れば、日本も、戦争や恐慌によって、何度も
痛い目にあってきた人々がいるのは事実です。

本書では、どのように切り離すことができるかについても概略紹介をしていますし、「PTMC」といった概念や「オフショア」「トラスト」「プライベートバンク」についての著者の知識の紹介もされていて、実務書としても使える部分が多いです。

また、ところどころで挟み込まれるコラムの内容のひとつひとつも、興味深く楽しめると思います。

それでも本書の最大のメッセージは、最初に出てくる「お金持ちになるには
お金もちのふりをすればよい」という一言に凝縮されていると感じます。

やはり、人間の最大の資産は「考えること・考え方」であり、考え方一つで人生も資産も変化するということを改めて考えてみるよい機会となりました。

短期間で資産を増やそう!といった、ぎらぎらした最近はやりの投資本に飽きた方に、非常に紳士的・知的な本書の内容は、一服の清涼剤の効果もあるかもしれません。お金持ちのまねを始めたい方、お勧めです。


株式会社プロFPJapan所属FP・富田
書評の鉄人


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